東彼杵郡川棚町にて、追加彫刻と金箔貼り直し等
長崎県平戸市をはじめ、松浦市、波佐見町など長崎県北部で墓石のお仕事をさせていただいております、中村石材工業の中村です。東彼杵郡川棚町にて、追加彫刻と金箔貼り直し等をお任せいただきましたので、ご紹介いたします。
東彼杵郡川棚町 追加彫刻・金箔貼り直し・砂利入れ替え追加
これまでお仕事をさせていただいたお客様からのご紹介で、川棚町で戒名の追加彫刻をさせていただくことになり、早速お墓を確認させていただきました。ご家族様が亡くなられたそうです。現地を確認し、はがれてきている金箔の貼り直しもご提案すると、追加彫刻にあわせてお任せいただけることになりました。
こちらがご相談いただいたお墓です。弊社からは車で1時間ちょっとのところでした。川棚町は、年に何回かはうかがっている地域です。下の砂利石も古くなって汚れていてきれいにしたいとご依頼いただきましたので、一旦取り除いています。
お墓本体です。印のように、お墓正面の文字、花立や水入れの前面の家紋の金箔がはがれてしまっています。家紋部分は金箔が入っていたことが分からないくらいほとんどはがれて、下地の黄色い塗料が少し残っているくらいです。お墓を建てられてから25年ほど経っていましたので、ちょうど貼り直しをするタイミングだったようです。
戒名塔です。印の部分に追加の彫刻を行います。また、こちらの額字部分も金箔がはがれて薄くなっているので、きれいに貼り直します。今回は、彫刻や貼り直しの作業はすべて現地で行いました。
金箔を貼っているところです。金箔を貼る際は、まずは文字彫刻の中を掃除して汚れを取り、下地にカシューという塗料を塗ります。カシューがしっかり乾いてから、その上に金箔を貼っていきます。
作業完了です!
追加の戒名彫刻と、棹石正面、花立・水入れの前面、戒名部分と額字部分の金箔貼り直しが終了です。砂利はもともとの砂利が少なくなっていたので、このあと追加できれいなものを敷きました。
お墓正面です。ほとんど取れてしまっていた金箔を貼り直し、とても明るくなりました。家紋の細かい部分も見えるようになっています。
戒名塔は、新たに追加でひとつお名前を彫刻、もともとあったご戒名の金箔と白色もあわせて入れ直しました。額字部分もきれいに金箔が入ったので、読み取りやすくなっています。
以前の様子と比べると、全体にとても明るくなりましたね! お客様も、はっきり見えなくなっていたお名前が見えるようになって、「もともとこういう色だったんですね~」と喜んで下さっていました。こうして見比べてみると全く違うのですが、長い間に少しずつ色が落ちていっているので、皆様なかなか気付かないようです。「まさかこんなにきれいになるとは!」とびっくりされていました^^ このたびは弊社に工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。何かお困りの際にはいつでもお気軽にお声かけください。
金箔の貼り直しは、戒名の追加彫りとセットでご相談いただくことが多いです。金箔は経年で劣化してはがれてきてしまいますので、彫刻などの機会にあわせてメンテナンスをしておくのも良いと思います。また弊社は、追加彫刻のほか、金箔の貼り直し作業もすべて現地で行っています。石を取り外して工場へ持ち帰って作業すると、その分コストがかかります。現地での作業は技術も必要ですが、できる限りお客様のご負担を抑えて、より気持ちよくお参りいただけるようお手伝いいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。